ちょっと落ち着いてください。

職探しやら写真集製作をさぼってこのブログを書いている。

 

昨日、職探しのことでうちの女の子に「もう少し落ち着いて考えたら?」と言われた。ぼくは「いつでも働けるな、働くぞ!」という気持ちのままとりあえず気になったところに電話を掛けてみようと思ったのだが、彼女にそう言われて少し焦っていたことに気がついた。

 

そもそも先月まで、つまり前の仕事をしていたときには「とりあえず少しのほほんとするか」という気分で無職の期間を迎えようとしていたのだ。それが始まってみれば「思ったよりのほほんとしない。むしろやる気みたいなものがあるな。今すぐ働きはじめたい!」というふうで、タウンワークなんぞをばっさばっさめくって仕事を探しているわけである。そりゃ、うちの女の子からすれば不思議に見えるだろう。あんたこの前まで仕事なんてちっとも探してなかったじゃない。

 

ピンとくる仕事はいくつかあるのだが、「これだ!」という仕事はまだない。前の書店の仕事の話がきたときはそうだった。正直その仕事で生活が成り立つかわからなかったし、条件がいいわけでもなかったけれど、瞬間的にこの仕事をやるべきだとわかった。これをずっと待っていたんだと思った。

もちろん、今回もそういう話がくるとは限らないし、あてにしてはだめなので自分動ける限り動かなくてはならないのだが、何となくそういう縁みたいなものを積極的に待っていようと思う。

 

写真集の製作は結構忙しい、というか、やっぱり1年間撮ったものを見返すのはそれなりに大変な作業である。自分なんてフォトグラファーの人と比べればそうたいした枚数撮っていないのだけれど、それでも4000~5000枚くらいはあるわけで、セレクトしているうちにだんだんどんな写真集にしたかったのか、輪郭がぼやけてくる。だから必ず写真集に入れるものを先にプリントして、そばに置いてある。これはなんとなくパッと浮かんだ、写真集の基調になる写真たちである。どんな写真集にしたいか、より先にもう選ばれる写真があって、その写真たちに従って写真集を作っている。そんな感じがするし、そんな感じの写真集になればいいと思っている。ぼくの写真がつくる。自然な写真集というふうに。

年内に仕上げようと思っていたが、もう少し時間がかかるのかもしれない。

 

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