2018-01-01から1年間の記事一覧

青森の写真たちと、あたらしいカメラ。

青森に行ったのは五年まえ、ちょうど二十二歳になる月の頭。そのときに撮った写真をふと見返すことがあった。ずいぶん膨大な量があって、すべて見終えるといっしょに見ていた彼女とふたりで息を吐いた。 「まるっと旅行に行った気分。もう行く気が失せちゃっ…

ブログ休業中のこと―走り書き―

「写真次元」という名前で書いているこのブログだけれど、一月末から三月末まで小説を書いていた。 小説を書いているあいだはブログが止まっていました。毎日、一回のブログで書く量の倍以上、小説の文章を書いていたから、ブログに回す力がなかった(書きた…

雑でもよければ近況を。

一期一会。 この言葉は思っている以上にシビアだと思う。死ぬまでにちゃんと自覚できるのか、自信がなくておそろしい。 そんなことを考えながら、今日、ひさしぶりにフィルムで写真を撮った。実際どれくらい期間が空いたのかはわからないが、フィルムを装填…

2月6日は…

・今日はZARDの坂井泉水さんの誕生日。今年で51歳になるよう。 ・高校から家に帰ってきたら夕刊の一面に死亡記事が載っていた。なにがショックだったって、それまで知らなかった本名と年齢がかっこにくくられて書いてあったこと。 ・誕生日だと思いだしたの…

交点

今年は文章を書くと決めてから写真を撮るペースが落ちていた。ほんとうはきちんと両立できるのがいいのだけれど、なかなかむつかしい。特に写真はフィルムのスキャンに時間がかかる。デジタルで撮ることができればそんな手間も省けるし、だいたいフィルムで…

散りゆく意識の言葉

・小説を書きはじめてみるも「これじゃない感」がすごい。 ・たぶん、自分が書きたいものというか、書けるものとずれているんだと思う。ほんとうはもっと短いものでいいのだと思う。小説を書くべきひとには書くべきひとなりの意識やからだがある。ぼくの意識…

長くてめずらしきスーツの午後

先日、新しいお仕事の面接があって、帰ってきたら鍵がなかった。同居人が帰ってくるのはざっと4時間後くらい。お昼ごはんも買ってきたのに…と考えても仕方がないので、買い物袋はドアノブにかけておき、仕方なくスーツ姿で近所をうろうろすることにした。 …

四月歌という名前をもって

今回は美術作家、杉戸洋の作品集『April Song』について書く。すぐ手元にその本があったので。 といって、べつに適当に選んでいるわけではなく手元にあるというのは知らず知らずのうちに読み返しているということで、それに最近気が付いて自分でも驚いたので…

文章を書く年、あけました。

新年明けまして。明けました。 今年に入って文章というかテキストというか、そういうものを本腰を入れて書きたくなった。 はっきり「こう!」と言える理由はないのだけれど、ほんとうはある。自分にしかわからない理由――このまま特にぐぎゃんとへし折られた…