下書きリカバリ

下書きしていた記事が消えた…最近光っているものばかり撮っている話を書いていたのだけれど、2度は書けないかなあ。根気みたいなものがないんだよね。残念。

 

まあでも、ちらっと書いておこう!

最近ピカッと光っているものばかりに目がいって、そんなものばかり撮っている。正直あまりいい気がしない。なんというか、不安になるんだよね。安易すぎるというか、光っていてうわってなるから撮るって「これでいいのかなあ」という気分になる。光っているものは普通に心魅かれるからね、目にもつくし。「普通に心魅かれるものを普通に撮って何が悪いねん」という思いもあるが、そんなふうだと写真が甘くならないかというのがやっぱり心配。

 

そんなことを思っていたら、アラーキーの本に「光を撮るのと光で撮るのは違う。光を撮るっていうのはどっか光に幻惑されてんじゃない?」みたいなことが書いてあって、「そうそう、それだよ!」とがっくしきた。まさにそういう感じだよなあ。最近のおれは幻惑されていたのか…。

 

しかし、出来上がった写真を見てみれば、不思議なことにそういう甘さみたいなものがきれいに消されている。レンズによって幻惑されたぼくの視線はクリーンアップされたようで、ピカッと光ったものを撮ったつもりだったのに、その光はぐっと抑えられて、澄んだ光だけがフィルムに写っていた。うーん、やっぱり自分より偉いのはカメラだなと思った。ほんのちょっと前まで自分がどう撮りたいのかっていうことがようやく出来るようになってきたかなと思っていたけど、思いあがりでした。自分がどう撮りたいかよりカメラがどう撮りたがってるか、撮ってくれるかっていうことの方が大事。というかそれでしか写真は撮れないよな。

 

さっきと同じアラーキーの本から

 

 

写真はねー、頭で撮るもんじゃないのよ、やっぱり。頭でやるのは文章とか、そっちのほうですよ。カメラん中に脳味噌が入ってんだから大丈夫だよ。ちょっといじってあげれば、さ。ハハハハハ

 

 

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撮るのはともかく、写真を見せるときには頭を使ってしまうけれどね、文章も書くなら書いた方がいいだろうし。

早く次の写真集が作りたい。